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レイヤー(階層)させる
明かりと住まい
住まいの明かりは暗い位が
ちょうどいい。
住まいの明かりって新築時には
明かりを多く入れてしまいがち。
天井にダウンライトをバンバン入れて、
暗い所を無くす照明計画を照明
メーカーから提案を受けてきました。
そこに何の疑問を持つことなく。
変えられないから明るくしておかないとという
心理的な怖さがそこには働きます。
暗い場所でものを見ることと視力低下の
医学的な報告はされていません。
暗い場所では人の目は少しでもたくさんの
光を取り入れようと瞳孔が開くようにできています。
全て明るいと建築が平面的に見え、
立体感が薄れてしまう…
陰影が付くと建築がより
魅力的に映ります。
本来住宅の照明は眠りに就く為の照明が
本質だと思います。
夜が煌々と明るいと身体が昼間と
感じ、交感神経が活発になってしまいます。
反対に暗いと副交感神経が優位になり、
睡眠物質メラトニンが分泌され、
良い眠りを誘います。
赤ちゃんやお子様の夜泣き、
寝ない、夜更かしはもしかしたら、
それが理由かもしれません。
放射(輻射)に何故かスポットが当たらない
実は放射環境を調えると
悩まされていた空気の機嫌をとる必要がない。
空気って対流であったまるもの。
放射って電磁波で高温から低温に伝わるもの。
空気ってなかなか言うことを
聞いてくれないし、
思うように働いてくれない。
天の邪鬼なんですね…
温めると湿度は下がるし、
温めるとへそ曲げて上に逃げちゃうし、
それよりもこの放射に注目すると
全てが調う。放射は実は優等生。
温かさも潤いも静けさも電気代も地球環境も。
オール5って感じ。
放射は日向ぼっこみたいなもの。
身体の芯まで温まる。
温かさの質が違う。
放射熱がバンバン飛び交う空間を作る。
高気密高断熱住宅にこそ空気をコントロール(air control)
するよりも放射をコントロール(radiation control)する。